[ロンドン 18日 ロイター] - フォックス英国際貿易相は18日、欧州連合(EU)離脱後に米国抜きの環太平洋連携協定に参加することに関して、意見公募を始めると明らかにした。

さらに、米国、オーストラリア、ニュージーランドとの貿易協定ついても助言を求める方針を示した。

フォックス氏は中小企業団体の会合の講演で「新しい境地を開くため、2国間以外の協定も模索する。世界で最も急成長する地域の中心に英国を位置づける」と強調し、「包括的および先進的環太平洋連携協定(CPTPP)」参加について一般から意見を求める方針だと明らかにした。

CPTPPは、米国の環太平洋連携協定(TPP)離脱を受け、TPPに修正を加えて米国を除く11カ国が署名した協定。

英産業界は、自由で公平な貿易の実現に向けた政府の取り組みを評価する一方、EUとの交渉をどうまとめるかが優先課題だと指摘している。