[ブリュッセル 18日 ロイター] - 欧州連合(EU)欧州委員会のユンケル委員長は18日、25日に予定されているトランプ米大統領との会談を「楽観視」しており、緊張感はなくリラックスしていると語った。

ユンケル氏は米国を訪問し、トランプ大統領と通商関係について協議する見通し。米国はEUからの鉄鋼・アルミニウム輸入に追加関税を課しており、EUからの輸入車にも関税をかける可能性について繰り返し警告している。

米国家経済会議(NEC)のカドロー委員長は18日、ユンケル委員長がトランプ大統領との通商協議で「有意義な」提案を示すことを期待していると述べた。

ユンケル委員長は記者会見で、トランプ大統領との会談について楽観視しているとした上で、EUがおじけづくことはないと強調。「EUに対する挑発行動には引き続き報復する」と述べた。

また、トランプ大統領に対しては、欧州委がEU28加盟国に共通する通商政策の調整役となっており、米国が1つの加盟国だけと通商協定を結ぶことは不可能だとあらためて説明する意向を示した。