「仮想通貨ダメ、ブロックチェーンOK」でいいのか
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ブロックチェーン1.0~3.0の定義は、今更感があるのと、通貨、金融、非金融で分けるのは、いかにも金融畑の方目線という気がします。
どこに活用するかで区分するのではなく、その技術によって何が汎用的にできるようになったのかで切り分けるほうがベターかなと事業者の目線では思います。
例えば、ビットコインなどにおいては、通貨価値の記録でしたが、そこから分散型台帳としての記録の共有が進みました。
その後に、イーサリアムの登場によりスマートコントラクトを用いた汎用的な記録システムと化し、アプリケーションの実行も可能とするプラットフォームへと進化していったと考えられます。
ブロックチェーン1.0などの区分には、様々な考え方はありますが、パーミッションレスなブロックチェーンなのかパーミッションドなブロックチェーンなのかでも話は変わってきます。
少なくともパーミッションレスブロックチェーンにおいては、
ブロックチェーン1.0:ビットコインなど通貨記録、単一用途のためのブロックチェーン
ブロックチェーン2.0:イーサリアムなど汎用的なブロックチェーン
に分けることができるかと思っています。多分皆さん仮想通貨とトークンによるインセンティブ設計をごちゃ混ぜにして考えてしまっているので、こういった議論になってしまうのかもしれません。分散型技術、トークンインセンティブ、仮想通貨、ICOなどを一つ一つ分けて考えて、其々がなぜ必要で、どうなれば良い循環が生まれて課題が解決できるかを一度整理して話してみるのが良いかもしれませんね。
安易な決めつけは気をつけなければ、ですね。健全な議論・判断をするための基礎情報、コンテキストをもう少し学んでみたいと感じています。金融庁のサイトを見てみると資料なども充実していて参考になります。
「仮想通貨交換業等に関する研究会」(第4回)議事次第
https://www.fsa.go.jp/news/30/singi/20180615.html
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