(ブルームバーグ): 米モルガン・スタンレーのテッド・ピック氏は、同行のインベストメントバンカーとトレーダー全員を統括する部門の責任者に昇格した。ジェームズ・ゴーマン最高経営責任者(CEO)の後継候補としての立場を固めた。

ピック氏(49)は過去4年間にわたってモルガン・スタンレーの株式トレーディング事業を率い、同事業をランキング首位に導いたほか、2015年以降はフィクストインカム事業の立て直しを主導してきた。新しい役職では、同行のディールメーカーの監督が職務に加わる。ピック氏の昇格は社内メモで10日に発表された。同じくCEO候補と目されるフランク・プティガス氏(57)は、今回の人事で海外事業の責任者に起用された。

ゴーマンCEO(59)は自身の後継者養成を目指し、上級幹部の異動を進めているが、あと数年はCEOにとどまる計画だと示唆している。

原題:Morgan Stanley CEO Candidate List Takes Shape on Promotions (1)(抜粋)

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