[パリ 23日 ロイター] - 欧州委員会のカタイネン副委員長は23日、欧州連合(EU)内で組み立てられた自動車に対する米国のいかなる動きにも対抗する考えを示した。 トランプ米大統領は22日、EUで組み立てられた全ての自動車に20%の関税を課すとツイッターで警告した。

「関税障壁が早急に撤廃されない場合、米国に入ってくる全ての自動車に20%の関税を課す。クルマは米国で組み立てろ!」と投稿した。

カタイネン氏は仏紙ルモンドで「もし米国が輸入関税引き上げを決定すれば、われわれも対抗する以外に選択肢はない」と表明。

また「ツイッター上で(貿易について)争いたくはない。事態の深刻化を終わらせるべきだ」と主張した。

米商務省は、2019年2月を期限として自動車や自動車部品の輸入が安全保障上の脅威になっているかどうかを調べている。

ロス商務長官は21日、調査を7月下旬か8月に終えることを目指していると発言。自動車部品の調査について、7月に2日間一般意見を聞くことを計画している。

米国は現在、EUからの輸入乗用車に2.5%、ピックアップトラックに25%の関税を課している。EUは米輸入車に10%の関税を適用している。

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