[22日 ロイター] - ゼネラル・エレクトリック(GE)<GE.N>傘下の米石油サービス会社ベーカー・ヒューズが公表した22日終了週の国内石油掘削リグ稼働数は前週比1基減の862基で、12週間ぶりに減少した。パイプラインの輸送能力不足が背景。6月はこれまで3基の増加で、3月の2基減以降で月間では最も少ない増加となる見込み。

パーミアン盆地では原油を運び出すパイプラインの輸送能力が今後数カ月で上限に達し、小規模な産油会社は減産か生産停止に追い込まれるとみられている。

米リグ稼働数は、将来の石油生産動向を占う先行指標として注目されている。協調減産による原油価格上昇の機を捉えようとする動きを背景に、前年同期の758基からは依然大幅に増加した状態にある。

米原油先物<CLc1>は22日、2016年11月以来の大幅上昇で1バレル=68ドル付近に上昇。石油輸出国機構(OPEC)とロシアはこの日、名目で日量100万バレルの増産に合意した。

原油価格は年末にかけ67ドル付近、2019年は63ドルで推移する見込み。

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