【完全図解】「おっさん社会」を打破する5つの方法
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恐らくここに課題感を待っている人は多いけど、自分ゴトとして問題意識を持ち行動できるかが大切。
個人も組織もアップデートし続けるためには、外圧というか外部の多様なコミュニティだったり空間、情報との繋がりが必要。
制度やシステム云々の話もあるけど、最後結局は個人が能動的に行動し続けられるかどうか。
注目のコメント
取材頂きました。
取材を受けながら、おっさん=「過去の成功体験、自分の固定観念、獲得した既得権益」に捉われている人と定めた時に、おっさん社会から脱さなければいけないというのを改めて感じました。
企業が「おっさん化」してしまえば、ソフト化・短サイクル化する商品市場で勝ち残れません。
しかし、企業の人事制度は、年功序列・終身雇用という「おっさん有利」なルールになっています。
これまでの勤続年数によって収入が増えるシステムは、おっさん=「過去の成功体験、自分の固定観念、獲得した既得権益」をのさばらせるものです。
一度レールから外れると二度と戻れないリニアな報酬設計は、出産や育児を抱える女性には不利です。
現在出しているパフォーマンスから将来の収入が割り引かれて後払いされる報酬設計は、若者には不利です。
しかし、このような企業をおっさん化させる人事制度、報酬設計そのものをおっさんが作っているので、それはなかなか変わりません。
政治家が自分たちで議員定数を決めている限り、議員定数は減らないのと一緒です。
そのような企業が変わるためには、「外圧」が必要です。
「外圧」の一つは労働市場。労働市場から「おっさん化」している企業が見はなされれば、変わっていく可能性があります。
もう一つの「外圧」は資本市場。ESG投資などが進んでいますが、組織が「おっさん化」している企業がマイナス評価をされれば、変わっていく可能性があります。
私自身はモチベーションクラウドのエンゲージメントスコアという指標を用いて、組織の活性度を測っています。「おっさん化」している組織はエンゲージメントスコアが低くなっている傾向があります。
このような指標が労働市場や資本市場に開示されていけば、「おっさん化」している組織の変革は進むかもしません。
Vokersなどの取り組みも非常に注目しています。NewsPicks独自のインフォグラフィックスで、「おっさんはどうやって作られるのか?」「おっさん社会の14の弊害」、「おっさん社会を打破する5つの方法」の3つを、豊富な取材、データ、名著の引用などをもとに解説しています。
「人はおっさんに生まれるのではない、おっさんになるのだ」と、おっさん問題は構造問題として捉えています。では、おっさん優位の世の中を変えるには…。本特集では、今後も、様々な視点で考察していきます。最近、伝統的企業に勤める若い高学歴女子(トリリンガル)にアドバイスしたこと。
私のアドバイス:
「評価が確立して、プロセス型エリートがほっといても集まってくる業界に、新参者としてはいっても、超過利潤にはアクセスできないよ。超過利潤は、既得権者(資本家や経営トップ層)がエンジョイするので。」
「ベンチャーとは、新しい技術やビジネスモデルで、既得権益を倒して利潤の分配構造を自分達に有利に転換するプロセスとも言えます」
「成長する新しい産業に身を置くことが大事なんです。新しいポジションが生まれてくるからね」
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アップサイドを狙う若い方には、「業界のデモグラフィーと成長性を分析して、自分の軸を大事にしつつも戦略的にポジショニングを考えて、そしてリスクを取ること」を勧めています。伝統的企業で順番待ちしても、20-30年後に順番が回ってくる保障なんてどこにもないですからね