コラム:「人民のFRB」、景気悪化時に本領発揮か
Reuters
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注目のコメント
分かりやすい言葉で国民と政治家に語りかけるのは非常に良いと思います。その一方で、微妙なニュアンスを醸し出すのをやめてしまうと、マーケットとの対話にズレを生じさせるかもしれません。
政治との軋轢が顕現化していない大きな背景には、これだけ利上げを続けていても、米経済が堅調である、ということが大きいと思います。また、規制面でも政府・財務省と足並みが揃っている点も重要ですね。
平易に率直に語る、ということは情報発信として大切だと思います。無理に、中銀の能力を過信しないことが、長い目でみて政策の信頼度を高めるのではないか、と思います。説明はシンプルな方がいい。その上で、(1)結果的に嘘になってもいいから「期待」に強く働きかけるのがいいか、(2)中央銀行には分からないことも出来ないこともあると率直に言うのがいいか、はなかなか難しい問題だ。現在のFRBは(1)の賭けに出る必要がないので、パウエルさんは気楽に(2)で行ける。