原始生命はどのように生まれたのか──地球深部の構造を再現し、地球と生命の起源に迫る
コメント
注目のコメント
一般に「ペロブスカイト」は「ペロ『ブ』スカイト」と呼ばれるのですが,
本記事の「ペロブスカイト」は全て「ペロ『フ』スカイト」なので,気になって仕方がない.
ちなみに,ペロブスカイトはperovskiteで,ただの構造の名前です.
追記
有名な大型放射光施設であるSPring8のプレスリリースにも「ペロフスカイト」..
http://www.spring8.or.jp/ja/news_publications/publications/scientific_results/earth_science/topic21とても面白かった!!!
ちなみにペロブスカイトは、19世紀の旧ロシア帝国時代に鉱物学者のΠ epoBCКИ(Perovski)伯爵が発見した塩基性火成岩の一つ(組成はCaTiO3)だそうで、ロシア語からはペロフスカイトが正しいけど、ペロブスカイトが広く使われているようです。やはり水は、生命の源、ということか。
しかしそれは元々、外からやって来た。
そして生命を守っているのは、地球の磁場。
以下要点抜き出し。
まず、水の話。
地表から12キロ以上深くは掘れない。
地球の深部は、タマネギのような多層構造。
地球のコア/核が、宇宙からやって来た大量の水の中の水素を吸収、少しだけ余った残りが海になった。
もしこの大量の水が地表にとどまっていたら、生命が誕生するための環境は生まれなかった。
生命誕生には、陸地や海、水辺、沼地など多様な環境が必要なため。
地球に水を運んできたのは、隕石として降り注いだ小惑星だった。
地球のコアの対流が、地球の磁場を作り出している。
磁場がなくなると、太陽などの有害な放射線が降り注ぎ、生命は大変なことになる。
その例が火星で、35億年前に磁場がなくなり、水蒸気の分解が進んで、海も消失、今の荒涼とした姿になった。
地球の磁場の逆転は、数十万年に一度起きていて、前回は77万年前。
その時代が、今話題のチバニアン。
既にこの1万年で、磁場は半減、いつ逆転が起きてもおかしくない時期にさしかかっている。
完全に逆転するのに、3千年かかる。
この間は磁場が弱くなり、宇宙から多くの放射線が注がれる。
だが生物は、磁場逆転時の危機を何度も乗り越えてきたので、生物も人類も減るかもしれないが、死滅することはないだろう。
さらに、遺伝子と人工細胞と地球外生命まで、話は続く。