イケア、使い捨てプラスチック一掃へ 店舗とレストランで全廃
CNN.co.jp
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石油由来のプラスチックを焼却して発生する二酸化炭素は、大気中の二酸化炭素濃度を上昇させます。もともと地中にあった炭素を、二酸化炭素の形で大気に放出しているからです。一方、バイオマス由来のプラスチックは、燃焼させても大気中の二酸化炭素濃度を上昇させません。バイオマス中の炭素は、もともと大気中にあった二酸化炭素を光合成により吸収したものなので、大気とバイオマスを循環しているだけだからです。
この記事にあるような使い捨てプラスチックは、汚れているなどの理由でリサイクルは難しく、環境負荷を削減するにはプラスチックそのものの利用を抑制するか、バイオマス由来のプラスチックを利用することになります。バイオマスプラスチックはコストが高く品質にも課題があるため、プラスチック製品そのものを減らすという選択は、地球や人類にポジティブな影響を与える行動として、もっと評価されるべきです。収益だけを考えると、洗う手間の人件費と水道光熱費、そして使い捨て包材のコストを天秤にかけて結果的に後者を選択する事が正直多いです。収益性と社会性のバランスは考えないとですね。
イケアはすでに数年前から自社のプラスチック製品を100%リサイクルプラスチックにしたいと宣言。
しかし肝心の市場がない。「リサイクル用に回収されるプラスチックは14%」と記事でもありますが、海洋プラスチックの回収が欧州で俄かに注目されている理由もそこにあります。
イケアは出るゴミはもちろんのこと、本当は製品も抜本的に変えたいはず。彼らの取り組みはこれからも興味深い。