[シンガポール 8日 ロイター] - アジア時間午後の取引で、原油先物は下落に転じている。中国の需要後退の兆候や米国の生産拡大が圧迫要因。

午前の取引では、ベネズエラの原油輸出を巡る問題が続いていることや、石油輸出国機構(OPEC)主導の協調減産を材料に上昇していた。

0654GMT(日本時間午後3時54分)現在、北海ブレント先物<LCOc1>は0.53ドル(0.7%)安の1バレル=76.79ドル。

米WTI原油先物<CLc1>は0.38ドル(0.6%)安の1バレル=65.57ドル。

5月の中国の原油輸入は、国有製油所がメンテナンス期間に入ったことを受け、過去最高だった4月から減少した。

また最新の米エネルギー情報局(EIA)データによると、週間の原油生産量は日量1080万バレルで過去最高を更新した。

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