(ブルームバーグ): 日本航空(JAL)は6日、国際線に乗務中の客室乗務員が機内で飲酒し、航空法に基づき定めている運航規程に違反した事例が発生したと発表した。これを受け国土交通省はJALを厳重に注意し、再発防止策を報告するよう指示した。

JALと国交省の発表によると、この事例があったのは5月22日ホノルル発、関西国際空港行きで乗客数87人の機内。運航乗務員2人、客室乗務員8人で運航・乗務にあたっていた。後日、乗客から「客室乗務員が化粧室でビールを飲んだ疑いがある」との通報があり、同社が本人に確認したところ事実を認めた。

国交省によると、この客室乗務員は休憩時間中に化粧室に缶ビール1本を持ち込み、乗務員用の休憩室で仮眠を取ったあと、業務を行ったとしている。この問題を受けJALでは「お客様、関係者のみなさまにご不安とご迷惑をおかけし深くお詫び申し上げます」コメントした。

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