僕が医師をやめたいと思った理由 - 僕が医師をやめるまで
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徹夜が続くくらいは平気ですが、書いておられるような患者、その家族に接すると、自分の中のドス黒い部分が暴れようとします。ある意味、鈍感でないと生きていけない職種と思いますね。
ただね、それ以上に嬉しいことも起こるのですよ。本当に困っていて、決死の覚悟で手術を受けられて、元気になる。
もちろん患者さん本人が一番頑張ったし嬉しいのでしょうけど、私達もこの上ない喜びを感じることができることがあります。
そんな経験を大事にしたいなぁといつも思っています。独太(ドクターとかけてる?)という医師と名乗る方が開設されているブログの一記事。
医師転職関連のリンクが所々に填め込まれており、このブログの意図は正直なところ不明です。
‥という前提の中で、ここに書かれていることは主観的な部分を除けば概ね事実。
しかし、あくまで負の部分の一側面でしかありません。
純粋に医療に救われ感謝している人や家族が、少なくとも私の経験では9割以上。
現場の最前線で働く医療職は、確かにブログのような事実はありますが清濁合わせ飲んで引き続き意義を持って職務を全うするのみ。
そしてこのようなシステムがおかしいと思うのなら、しかるべき場所でしかるべき提言を発信し続けるのみ。
現実に対して悲観的になり辞めるのは個人の自由ですしストレスという意味でも望ましいと思うため否定はしませんが、そこに留まらずそういった現実のシステムと戦っている人を個人的には熱烈に支持したいと思います。
実際に公衆衛生の道に進んだりしてシステムを治そうとしている医療職も大勢いらっしゃいますよ(例えば悪名高いコレラの原因を突き止め街を救ったのも公衆衛生の力です)。
産業医学は更に公衆衛生の端くれ的な捉え方をされることもありますが、産業医学の活動が少しでもこういった社会問題にメスを入れられることに貢献できればと思う次第です。
※参考図書「投資型医療」
https://www.amazon.co.jp/%E6%8A%95%E8%B3%87%E5%9E%8B%E5%8C%BB%E7%99%82-%E5%8C%BB%E7%99%82%E8%B2%BB%E3%81%A7%E5%9B%BD%E3%81%8C%E6%BD%B0%E3%82%8C%E3%82%8B%E5%89%8D%E3%81%AB-%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AB%E3%83%B4%E3%82%A1%E3%83%BC%E6%90%BA%E6%9B%B8-%E6%AD%A6%E5%86%85-%E5%92%8C%E4%B9%85/dp/4799321625本当はあまりpickしたくないのですが、他のpickerさんたちがマジレスしているので別の視点を示します。この文章、ブログとか増田とかでよく見る医師の愚痴の類ですが、dr-goodlife.comというドメインをとって、おすすめリンクに医師転職サイトをいくつも並べている辺りで、素人が作ったものではないと判断すべきだと思います。文章に登場する「僕」が実在するとは思えませんし、医師に転職サイト経由の転職を勧めるサクラ記事の類ではないかと思います。
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緊急外来とかで勤務されている医療関係者の方々の苦労は、様々なメディア、書籍、漫画などで取り上げられています。たとえば、私は作家の南木佳士が好きですが、彼の描く医療現場の厳しさには、もっとリアリティがあります。それに比べてこの記事は、あまり具体的な記述がなく、よくある医療政策批判に繋げてしまっているので、本当に「医師をやめた若者」本人が書いているのか、疑わしいと感じられてしまいますね。