【長尾彰×井手直行】チームのパフォーマンスを伸ばす法則

2018/6/14
通算3000回以上のチームビルディングを支援・促進してきたファシリテーターの長尾彰氏。累計2000万部を誇る人気コミック『宇宙兄弟』を題材に、これからのリーダーのあり方を説いた著書『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない。』(学研プラス)が話題になっている。

今回は長尾氏のノウハウを実践して13年連続で増収増益を達成したヤッホーブルーイング社長の井手直行氏が登壇し、リーダーとチームビルディングについて語り合った。

2018年5月10日、NewsPicks Roppongi(六本木)で開催されたNewsPicksアカデミア「完璧なリーダーは、もういらない」の模様を計3回にわたってお届けする。

ストーミング(混乱期)の先に未来がある

井手 ヤッホーブルーイングを成長させてくれた原動力がチームビルディングであることに間違いはありません。でも、ひとつのグループがチームとして成熟するまでには、それなりにたいへんですよね。
長尾 その通りです。実際には簡単ではない。チームの発達段階は「タックマンモデル」をベースに説明できます。本来は「解散」の段階を入れた5ステージですが、僕は「フォーミング(形成期)」「ストーミング(混乱期)」「ノーミング(規範期)」「トランスフォーミング(変態期)」の計4ステージで紹介しています。