[東京 29日 ロイター] - 総務省が29日発表した4月の完全失業率(季節調整値)は2.5%、厚生労働省が発表した同月の有効求人倍率(季節調整値)は1.59倍となり、いずれも前月から横ばいだった。

完全失業率はロイターの事前予測調査で2.5%と予想されていた。

季節調整値でみた4月の就業者数は前月比1万人減の6693万人で、完全失業者数は同1万人減の172万人となった。非労働力人口は同6万人増の4235万人だった。この結果、完全失業率は2.5%と3カ月連続で同水準となり、約25年ぶりの低水準で推移している。

就業者数や正規の職員・従業員数が増加を続ける中で、15━64歳の就業率も76.7%と4カ月連続で過去最高を更新しており、総務省では「雇用情勢は着実に改善している」との判断を維持している。

有効求人倍率は、ロイターの事前予測調査で1.60倍が見込まれており、結果はこれを下回った。有効求人数は前月比0.7%増、有効求職者数は同0.6%増だった。

新規求人倍率は2.37倍と前月から低下した。

*内容を追加しました。