【WHILL】「車椅子は気の毒」という視線を消す力
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木戸さんへの2度のインタビューは、軽い興奮すら覚える豊かな時間でした。
障害とは、「少数者への社会の偏見のこと」。
木戸さんは、自身をめぐる周囲の視線の変化からこう認識するにいたります。
車いすに乗るようになったことで周囲との間に生じたもやもやとした違和感の核心は何か。木戸さんは、考え抜き言葉に変えていく作業を繰り返してきた人でした。
だから、彼女の言葉は明晰で、力があります。
若い彼女が、さまざまな変化を受け入れ、咀嚼し、前進するのにどれほどの眠れない夜があっただろうと想像するのですが、彼女の聡明さがそれを支え続けたんだなと。
尊敬する若い友人に出会えたことを感謝するインタビューでした。コレ間違いない。強く共感。
>ボストンから戻って社会福祉協議会での実習の一環で、小学生が車椅子について学ぶ場に行って話をすることがあったんですが、「車椅子に乗っている人はかわいそうというだけではない」と話したところで、障害者イメージの強い社会で子どもたちは生きていくわけで、こんな表層的な解決策では根本的には変わらないと思いました。
そのとき、人の気持ちを変えることを試みる考えより、テクノロジーやデザインでアプローチしているWHILLのほうが車椅子のイメージを変えていけると思いました。取材していただきました。
いままで模索してきたことをこのような形で世に知っていただくことができ、嬉しく思います。
筋ジストロフィーの発症から15年が経とうとしていますが、車椅子に乗ると知ったあの日からは想像もつかない現在があります。
デザインとテクノロジーの進化は私にとっての希望です。
これからもWHILLを通じて、すべての人の自分らしい移動に少しでも貢献していきたいと思います。