貿易収支4月は6260億円の黒字、予想上回る=財務省
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輸出数量は、年初は上下に振れて方向感が読みにくくなっていましたが、4月の結果をみると、2016年からの増加トレンドが続いていることを確認できました。足元の景気は大丈夫でしょう。
電子デバイス需要が弱含んでいるアジア向けは横ばいですが、米国向けが堅調に増えています。対米貿易黒字も増えているので、通商摩擦の矛先が日本に向くことが懸念されます。主因は好調な輸出です。
ただ地域別に見ると、欧米向けは好調ですが、アジア向けがやや弱いです。背景にはIT関連財の在庫調整の可能性がありますので、注意が必要です。
また輸入に関しても、足元で原油価格がかなり上がってますので、今後は貿易黒字が縮小する可能性が高いと見ています。財務省が21日発表した4月貿易統計速報は、貿易収支が6260億円の黒字。これは2カ月連続の黒字となる。4月の輸出は前年比7.8%増の6兆8223億円で、17カ月連続の増加となる。地域別内訳は米国向けが同4.3%増、中国向けが同10.9%増。米中ともに貿易収支が伸長していますが、朝鮮半島の動向によって、中国との関係が冷え込む可能性があるかと思いますので、今後の安倍内閣の外交戦略に期待したいです。