【佐渡島×石川】なぜ多くの職場で「孤独」が広がっているのか

2018/5/22
アメリカ心理学会が、社会に対する深刻な脅威として「孤独感」を挙げる現代。人々はなぜ、孤独を感じているのか。
コルク代表の佐渡島庸平氏と予防医学研究者の石川善樹氏が、社会に蔓延する孤独感の正体と、その処方箋としてのコミュニティについて語る。

孤独は脳の機能を低下させる

石川 佐渡島さんの新著『WE ARE LONELY, BUT NOT ALONE. 〜現代の孤独と持続可能な経済圏としてのコミュニティ』を読み、頭にパッと思い浮かんだ疑問が、「佐渡島さんにとって人生とは何なのだろう」ということでした。
もともと「孤高の人」というイメージがあったのですが、今回本を読んで、佐渡島さんが仲間を求めていたということを知り、とても意外でした。
なぜかというと、僕にとっての人生のイメージは、ヘルマン・ヘッセのような「人は最後は一人で死ぬ」というものだから。