日大蛮行プレーは監督とコーチの指示 複数関係者が証言
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注目のコメント
大学時代アメフト部だったこと、現在教育系の仕事に従事していること、組織を束ねる役割をしている者として、所感を書きます。
・組織のなかでの責任
組織が機能するためには、
責任と権限の範囲を明確にして、
「指令を出す」「指令を遂行する」の2つが滞りなく行われる必要があります。
アタリマエのことです。部下は上司の指示に従うということです。
ただし、部下はなんでも言うことに従えばよいというわけではありません。
昨今のコンプライアンスの文脈から言うと、
「明らかに社会的にふさわしくない指示」には、「No」を上司に言うことが求められるようになってきています。
上司の指示が変わらない、上司に言い出せない場合のために、会社ではコンプライアンス窓口を社内向けに設置することも常識になってきていると思います。
そして当然ですが、指示の内容には上司が責任をもたなければなりません。
・日大アメフト部の当該選手の責任とは
この記事の内容が事実であれば、当該選手は「No」をどこかで意思表明する必要がありました。
しかし、私の経験や他のニュース等の記事から判断するにそれはやや難しい状況であったと推察されます。
日大アメフト部にはコンプライアンス窓口などないでしょうし、
大学生に他の解決策をひねり出し、行動する力を求めるのは酷であると感じます。
大学生はまだ学生、社会人ではないという点はしっかりと考慮すべきです。
・では責任の所在は?
圧倒的に監督です。そしてそれは悪質タックルだけにとどまりません。
SNSでは当該選手の個人批判が続いています。
当該選手を庇うわけではありませんが、ここまでの追求や社会的制裁を個人が受ける必要はないはずです。
大学スポーツが教育である以上、この大学生の人生を救ってあげる道をつくるのが指導者の義務であると考えます。
そのような意味でも問題の早期解決を図らず、インターネット上での個人攻撃を盛り上げてしまっている監督の罪は非常に大きいと言わざるを得ません。
※当該選手を庇う意図はございません。ただ大学スポーツが教育であるということから組織を考え、建設的な意見が必要と感じコメントさせてもらいました。自分も属するスポーツ界での事件ゆえ、「勝利至上主義」や「人間教育」など、指導者や上司としてのあり方を改めて考えさせられます…
#タックル事件 #日大アメフト #日大 #アメフト〉当該選手は1年生の時から主力選手で、2年時の昨年も大活躍をしていたが、今年は試合出場機会こそ与えられていたものの干されており、精神的にはかなり追い込まれた状態だった
同じような立場で監督の指示を拒否出来る人が何人いますかね?
「上に何を言われても理不尽な事はできない!」とイキがってる人に限って、いざというときには上に柔順。