アリババ、1-3月期は29%減益 買収費用かさむ
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アリババ、この規模で61%の増収。その中でもクラウドの伸びは凄い。Amazonをみてもこの事業が大きな柱になるのは疑いようがない >売上高は61%増の619億3000万元。クラウド部門の売上高は43億9000万元で、前年同期の2倍強となった。
アリババの1-3月期決算は、コアコマース事業とクラウドコンピューティング事業で高い売上高成長率を遂げ、全売上高は対前年同期比+61%増(9873百万米ドル相当)になりました。注意をひくのは利益率の低下でしょう。会計上の営業利益は同▲3%減益、同社がKPIの一つとしているEBITAは+11%増益に留まっています。ただし主要因であるコアコマース事業の収益性の低下は専ら新小売戦略のもとで加わった事業の収益性の相対的な低さにあると説明されています。活発な開発投資と小売事業関連の領域拡大が進んでいますが、少しずつでも成果が収益として積み上がると望ましいと思います。赤字のクラウドコンピューティング事業が利益寄与を始める時期も注目されそうです。