コラム:コンピューターに奪われる債券発行のバンカー職
Reuters
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アメリカのマネーセンターバンクが、DCM(債券引受等資本市場部門)の自動化によるコスト削減に着手。
債券発行ポータルを作り、機関投資家が債券情報等にアクセスすることで需要予想が容易になるというもの。
コスト削減が眼目でしょうが、結果的には引受関係手数料への下方圧力が働き、発行体や(結果として)投資家への所得移転となることでしょう。投資銀行の引き受け業務におけるバリューは投資家とのコネクションですので、たとえ業務が簡素化されて人員削減が進んでもそれが守られている限りにおいてフィーの下方圧力なんて働く訳がなく、(そもそも発行体は証券会社の誰が何をしているかを分からないし、稼働あたりのフィー体系ではないのでそこがコンピューターになろうと関係ない)フィー自体は恐らく変わりません。我々のマージンが増加するだけです。