[25日 ロイター] - 米通信大手AT&T<T.N>が25日発表した第1・四半期決算は、利益が予想を下回った。有線サービスや国内の動画サービスで契約数が減少したことが要因。

株価は引け後の時間外取引で3%超下落した。

同社帰属の純利益は47億6000万ドル(1株利益0.75ドル)。前年同期の34億7000万ドル(同0.56ドル)から増加した。調整後の1株利益は0.85ドルだった。

売上高は380億4000万ドルで、前年同期の393億7000万ドルから減少した。同社は売上高の減少について、新たな会計基準の影響があると説明した。

アナリスト予想では、1株利益が0.87ドル、売上高は393億1000万ドルだった。

利用料を毎月支払う契約者数は第1・四半期に15万8000人増加した。

従来型動画サービスの顧客数は18万7000人減少。調査会社ファクトセットによると、アナリストは25万7000人の減少を見込んでいた。

一方でストリーミングサービス「ディレクTVナウ」の顧客は31万2000人増えた。

AT&Tは有料テレビの視聴者が安価なオンラインの動画配信サービスに移行する中、従来型事業の収益が圧迫されている。同社はまた、ワイヤレス機器コストの増加が営業利益率を引き下げる要因になったと説明した。

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