[ローマ 24日 ロイター] - イタリア中道左派の「民主党(PD)」は24日、中道右派との交渉を断つなら、大衆迎合主義(ポピュリズム)政党「五つ星運動」と連立協議を行う用意があると表明した。民主党のマルティーナ暫定党首はフィコ下院議長との会談後記者団に、五つ星運動と「同盟」、中道右派が合意する可能性が無くなれば、五つ星運動との協議を検討する考えを示した。

総選挙惨敗を受けマルティーナ氏はこれまで、民主党が下野すべきとの考えを示していた。将来の方向性を巡り党内は大きく割れている。

五つ星運動は24日、民主党との連立協議を模索する意向を示し、中道右派勢力との追加協議に否定的見解を表明した。

五つ星運動のディ・マイオ党首は記者団に、「同盟とのいかなる政権協議も終わった」とし、仮に民主党との協議が決裂すれば、再選挙を行う必要が生じるとの認識を示した。

自党でも反対意見が出る可能性に言及し、連立政権合意に至ればインターネット上で党員投票を行う考えを明らかにした。

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