[ワシントン 19日 ロイター] - カナダのフリーランド外相は19日、米国、メキシコとの北米自由貿易協定(NAFTA)再交渉について、自動車分野の原産地規則に関して前進しているとの認識を示した。

米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表、メキシコのグアハルド経済相とワシントンでNAFTAに関する協議を行った後に述べた。

3カ国で生産された部品をどの程度使えば完成品の関税をゼロにするかを定める原産地規則は、NAFTA再交渉の最大争点のひとつとなっている。

現行協定は全部品の62.5%以上を3カ国内で調達すれば、関税がゼロと規定しているが、トランプ政権は当初調達率を85%以上に引き上げるよう要求していた。

フリーランド氏は「原産地規則で前進している」と記者団に述べた。ただ、詳細は明らかにしていない。

20日も交渉を行う予定という。