本屋大賞に「かがみの孤城」 辻村深月さん
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注目のコメント
この本は「頼れない人」、「お願いすることが苦手な人」にぜひ読んでほしいなと思います。素敵な物語なのでぜひ!半年以上前に書いたブログにて、大雑把なあらすじを紹介しております。(今のところ、この本の紹介しかしていないブログになっています 笑)
http://hibi-urarana.hatenablog.com/エンタメ作品の題材として「いじめ」や「不登校」を扱うことには、議論が
あるかもしれませんが、そうした厳しい状況についての立派な問題提起になっていると思います。ただ、折角の良作なんですが英語圏向けに移植するのはちょっと難しいかもしれませんね。「辻村深月 順番」とググると、多くの情報がヒットします。
彼女は「スターシステム」を採用している作家で、ある作品に登場した人物が他作品でも重要人物として登場します。一作一作でもちろん内容は完結しており十分面白いのですが、複数作品にわたって伏線が回収され、世界の全貌が明らかになっていくような読書体験に魅了されます。
例えば、よく1作目にオススメされるのが「スロウハイツの神様」。その次が「凍りのくじら」で、「スロウハイツ」で主人公の友人として登場する人物の思春期時代を深堀しているのが「凍り」となります。
一方で、本屋大賞になった「かがみの孤城」はそういった順番を超越した、最高傑作との声がネット上で多く見られます。
彼女の作品を読んだことがないかたも手に取りやすいかもれしれません。