「小室哲哉プロデュース」のブランドでtrfを売り出す
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90年代、私にとっての圧倒的なカリスマは小室哲哉さん。TKばかり聴いて中学時代を過ごしました。
あるとき早稲田実業の受験生向けパンフレットにOBとして小室さんが登場しているのを見て、私は、この学校に絶対に入学して後輩になりたいと思いました。
2017年に読んだ一番の本は小室さんの「時代をつかみとる思考」。中古ならAmazonでも買えます。
https://www.amazon.co.jp/時代をつかみとる思考-カリスマの言葉シリーズ-小室-哲哉/dp/4860087143
本書より、小室プロの言葉をいくつかご紹介します。
その道を極め、日本で新たな音楽シーンを作った方であるため、言の葉の一つ一つがそこら辺のビジネス書の100倍深く、心に響きます。
以下、本書より抜粋:
・(1990年代後半は)精神的なプレッシャーはそれほどでもなかった。なぜなら、仕事量は半端ではなかったが、その内容はどれも自分の想定の範囲内にあり、着地点がはっきり見えていたからだ。だが、宇多田ヒカルさんの登場がすべてを変えた
・誰の人生にも必ず逆風が吹くことがある。なかでも、右肩上がりの人生は早々に崩れ去る
・批判や攻撃に負けないためには、つねに自分を磨き、いま以上に仕事や作品の質を高め、それを強さに変えていくこと。自分を信じ続けること。そして、逆風に慣れることも必要かもしれない
・記憶は薄れるかもしれないが、記録は消しようがない。僕がヒット曲にこだわってきたのは、そのようなリアルな理由がある。記録になることで初めてら誰の目にも明らかな説得力が生まれると信じてきた
・空席はあるか?: これもヒットを狙うために、古くはデビューするために、僕が考えた手法のひとつ。文字通り、「空席を狙う」のである
・勝つためには戦略が必要。なにをどこへ向けて、どの程度のさじ加減で届けるのが。戦略を突き詰めれば、小さなものが大きなものに勝てるチャンスは必ずある
・好きなことに対してあなただけのキャパシティで向かうこと、それが独特なアプローチを生み出すことにつながり、あなたを他者とは差別化されたユニークな存在にしていくのである
・自分の才能の見極め方は難しいけれど、結局は自分で見切りをつけていくしかない。ただ、もし圧倒的な才能に出会ったときは、素直にそのすごさを受け止める姿勢は必要だと思うEZ DO DANCEは、シーブリーズのコマソンでの強烈なイメージが、あります。あの曲とTRFエイベックスさんの躍進を強く印象付けた記憶はありますね。
丁度、この93年頃事務所がキティだったm.c.A・Tの「Bomb A Head」のプロモーションを共同で手伝って、エイベックスの人たちとテレビ朝日のミュージックステーションのブッキングに足繁く通った記憶があります。この時エイベックスさんが打ってたテレビ深夜スポットの尋常では無い量に度肝を抜かれた記憶もあります。
因みにTRFのYU-KIさんには、僕がユニバーサルで、担当していた稲垣潤一さんの「男と女」というデュエットカバーアルバムの第1弾でブッキングで、苦労してる時に快諾頂き、参加してもらい、凄く今でも感謝してます。歌入れの時の気合と根性の入ったお姿も目に焼き付いています。
メーカー間の商標や、録音専属解放というのは今も昔も結構大変な作業なんです。