暮らし向き「ゆとりなくなってきた」増加
NHKニュース
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毎月勤労統計の実質賃金の結果と整合的です。
といいますのも、直近2018年1月分の結果を見ますと、名目賃金は前年比で+0.7%増えているのですが、一方で生鮮野菜やエネルギーの上昇により、帰属家賃除く消費者物価が前年比で+1.7%上昇しているため、結果として実質賃金が前年比で▲0.9%も下がってますから。
その後、生鮮野菜やエネルギー価格は落ち着いてきてますが、春闘の結果が期待ほど良くなさそうですので、次回調査の改善は限定的のような気がします。行き過ぎた円高と言われていた2012年あたりと比べると、法人企業統計ベースの企業の経常利益が7割がた増えた傍ら、毎月勤労統計調査の現金支給総額)は1%ほどしか増えていないのが実情です。円の価値は1ドル80円が1ドル105円に3割ほど目減りしていますから、ドルで商売をする企業の利益は世界の中で価値を保っても、我が国で働いて円で給料を受け取る人々の所得は世界の中で大きく目減りしている勘定です。
資源を輸入に頼る我が国ですから、働く人の給料が世界の中で大きく目減りしたら、その影響がじわじわ生活に響いてくるのは当然です。「天候不順の影響による野菜価格の高騰やガソリン価格が高い水準で推移した」といった短期的な影響だけなら一時的なもので済みますが、円安に依存した好景気とインフレは、長い目でみて決して庶民を豊かにするものではなさそうな・・・ そういった影響が出ての結果でないことを念じたい気分です (・_・;)