“里子”が語った「ホンネ」
NHKニュース
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里親家庭の子どもたちに給付型奨学金を付与する選考委員をさせていただいています。たくさんの応募がある中で、里親さんへの感謝のみならず、ご自身が里子になるまでの経緯、里親さんや他の里子との葛藤なども綴られている作文を読みます。
なかなか外部に出る情報ではありませんが、少なくとも里親家庭として子どもと引き受ける里親さんの精神的・経済的負担に対して、社会的なサポートは極小です。善意に頼り切っているといっても過言ではありません。
また、里子という存在は苗字の違いや、里親さんとかなり年齢が離れている場合、幼少期にそれを友人から指摘されてつらい思いをされたという話もたくさんお聞きします。
里親制度への社会的サポートの拡充は言うまでもありませんが、さまざまな家族の形があり、それを自然なものと子どもたちが受け止めるためには、子どもたちに影響を与える大人が多様性を認め、それを言葉や態度で子どもたちに伝え、見せていく必要があります。岩田様ご指摘の調査自体の誘導性はこうしたトピックについて回る議論だと確かに思います。
一方、個人的には、あまりに養子等のテーマは社会的認知も低く、誤解や先入観に埋もれがちなので、こうした記事を通じて関心が高まったり、建設的な議論や対応策が出てくるのはポジティブです。
私も将来的に里親は一つの選択肢ですし、本テーマについては安部プロもよくフォローしております。
https://newspicks.com/news/2881633