ソフトバンクも出資した「AI屋内農場」の野望──新しい地産地消のかたちが、食糧システムを激変させる
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日本には人工光利用完全閉鎖型植物工場は100以上あるので、記載されている内容には目新しさが無いですが、海外メディア特にWIREDのようなテック系メディアでは最近よく見かけますね。
イチゴやスイカなどカネさえ掛ければ栽培出来るのも皆分かってますが、高すぎて売り物にならないので誰もやっていない話です。
一方でこのPlentyが凄いところは、孫さんやジェフベゾスなどから2億ドルのカネを引っ張ってきたところでしょう。
閉鎖型植物工場は装置産業なので、規模の経済性から最初に大きく投資して大規模に稼働させれば、それだけ損益分岐のハードルは下がります。
日本の閉鎖型植物工場は、せいぜい一桁億円か10億円ぐらいしか掛けて無いので、2億ドル、約200億円は凄いと思います。
追記
かなり乱暴な試算ですが、仮に孫さんが200億円ぶっ込んで閉鎖型植物工場でレタス生産したら、うまくすれば大手コンビニのサンドイッチ(年間5億食)のレタスのシェアを独占出来るかも。人口減基調の日本にいると、世界人口は2050年に91億人に膨れ上がり、食料生産を現在よりも70%増やす必要があるというのはなかなかピンと来ませんが、大切な示唆ですね。
外交や経済に関する政策の影響も大きいのでしょうが、日本の農業も今後は世界に目を向けていくほうがビジネスチャンスは大きいということでしょうか。水耕栽培は、液体肥料の管理をどこまで細かく設計するかが投資額を左右します。現状では、初期投資を抑えてしまうため、使える肥料が1種類、なので育てられる野菜が1種類。その野菜の相場が下がると大赤字、というギャンブルな感じになってます。