カルビー松本会長が退任へ 次期経営体制は4月発表
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経営の本質をシンプルにとらえ、結果(利益)を残す名経営者でした。お疲れさまです。
■カルビー社長の松本氏の10の考え。
①Commitment&Accountability(約束と結果責任)
仕事はすべて約束。その結果に責任を取る。
②人の評価はFairに
評価は「仕事を契約」と捉え、「成果を数値化」し「シンプル」に行う。
③会社は「厳しく」「暖かく」
以前のカルビーは甘く暖かい会社であった。会社は甘くない。厳しく、暖かく。
④現状維持是即脱落
現状に満足することは後退を意味する。
⑤正しいことを正しく
迷ったら何が正しいかを議論し、正しいことを正しく行え。規則が優先ではない。
⑥No Meeting, No Memo
社内会議に意味は無い。そのための資料作りにはもっと意味が無い。お客はどこにいる。そこに近づけ。
⑦One Dollar – OUT
会社のお金を1ドルでも私用に使ったら、クビ。
⑧すべてのコストは顧客が負担
接待ゴルフ代、広告宣伝費、本社費・・・すべて顧客のお金で賄われている。
⑨報告の3原則
(1)トラブルはすぐ報告せよ! (2)悪いことから報告せよ! (3)ウソをつくな!
問題はこの3つを原則報告を。報告したら怒るな、ほめろ。さもないと報告しなくなる。
⑩業務の3原則
(1)簡素化 (2)透明化 (3)分権化
会社が弱くなるのは簡素化、透明化、分権化の逆に行った時だ。これは衝撃的。松本晃CEOは自分が尊敬する経営者の1人でしたし、同氏のカルビー経営改革は、様々な経済メディアや書籍で取り挙げられるほど素晴らしいものでした(①でちょっと取り上げています)。SPEEDAデータ②を見ても、業績はキレイな右肩上がりです。
しかし直近の決算は、松本CEO体制が始まって以降最も厳しいものであり(③参照)、これに関して松本氏は「このままでは終われない」という趣旨の発言をされていたと記憶しています。まさか退任されてしまうとは。。
ダイバーシティ経営や、環境を考慮した経営にも率先して取り組まれていたことでも知られる松本氏。色々な胸の内があるのでしょうが、のちのインタビュー記事を待ちたいと思います。
① カルビー会長が喝!長時間労働が日本をダメにしてきた
https://newspicks.com/news/1313006?ref=user_228302
② カルビー 業績推移グラフ
https://newspicks.com/company/SPD38O3EG57PMQNS?t=chart
③ 女性目線で売り上げ増、カルビーのフルグラで切り開いた時短市場 (1)
https://newspicks.com/news/2443081?ref=user_228302働き方改革をはじめ、
産業保健職からも一目置かれる存在の松本CEO。
今まで大変お疲れ様でした&有難うございました。
https://newspicks.com/news/2175010/
https://newspicks.com/news/2630176/
https://newspicks.com/news/2143079/
https://newspicks.com/news/2075243/
次の進路が気になるところです。