大学を卒業する若者に知ってほしい社会人の心得
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給料の半分はヤケ酒代:組織は理不尽だが役に立つ
卒業式で学生にメッセージを送ったので、内容をご紹介します。
社会に出ると、辛いことも多いが、自分で稼ぐ一人前の大人になったということだ。おめでとう。
会社では、理不尽な事も多い。だが、君が一人で商売をするより、会社の組織で仕事をする方がずっとやさしい。それは、組織の信用力で仕事が出来るからだ。したがって、給料の半分はヤケ酒を飲むために使って良い。どうせ君が一人で商売をすれば、給料の半分しか稼げないのだから(笑)。
本当に辛ければ、転職も考えよう。ただし、辞表を出すのは転職先が見つかってから。上司と喧嘩をしても、絶対に辞表を叩きつけてはいけない。個人的には、社会や世間的によいとされる大学を卒業したり、よい企業とされるところに入社した方は、そういう、へんてこりんで何の役にも立たないプライドは一刻も早くぶち壊して捨てた方が結果的に身を助ける、素直で謙虚に学べる機会が圧倒的に増えると思います。
あと、「他者は全員師匠、先生」です。他者の悪いところに目を向けるときりがありませんので(反面教師はありますが)、よいところ、尊敬できるところを参考にしまくりましょう。これは後輩も含みます。まさに「後生畏るべし」です。自戒の念を込めて、改めて意識します!今日の昼間、ひょんなことから今まさに就活真っ只中で社会人になろうとしている大学生の男の子と話をする機会がありました。
彼は自分が小学生のころから好きな「車」に関係する仕事につくべく某企業でインターン生として一生懸命がんばって仕事をされていました。
そんな姿を見て、「好きなことを仕事にしたい」というキラキラ感って尊いな〜としみじみ感じつつ、話をしている時やインターン生とは思えない堂々たる様子で仕事をしている彼を見ていて、彼を雇える会社はラッキーだと密かに思ったものです。
そんな彼も近い将来にやけ酒を経験するかもしれませんが、それを含めて人生は味わいがあるのかなぁと思います。