年収減っても、元メガバンク30代がベンチャーに賭ける未来の市場価値 【本音座談会・後編】
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注目のコメント
元銀行員として補足しときます。銀行は今でこそいろいろなサービスで収益をあげてますが、本業は融資なんですよね。資金需要の観点から少子高齢化が進む日本は縮小、経済が成長しているアジアを中心に増加していくと思います。その中で国内の貸出ボリュームを維持しながら、市場が伸びているところにウエイトを置くことがやはり大手の成長戦略だと思います。(資金需要低下かつ低金利環境下で競争が激しくなると収益維持することは出来ないので)
ここまでが記事の話し。ただ、上記以上に個人的に強く想っていることは、市場があるからバンキング(融資)が付いてくるのではなく、資金需要を生み出す価値を銀行から作っていきたい、と心から思ってます。取引先の事業の成長を生み出し、支えるという銀行のビジネスの根源・使命を全うすることで新たな市場の創出や既存市場の拡大を果たし、日本経済・銀行ともに持続的成長を実現したい。その為にどうすればいいのか考えたとき大きな組織の中で戦うのか、別の組織から組織の環境を変える為に戦うのか、この選択肢の実現可能性を考えたことが自分の転職の決め手となってます。銀行員時代とやってることは違えども想ってることは同じであり、自分の想いを実現する為にはどうすればいいのか。人生一回の中でベストな選択を考えるきっかけになれば幸いです。SPEEDAコンサルティングサービス黒川の取材記事の後編が出ました。取材に同席していましたが、「やりたいことを自分で決めて、没頭できる環境がある」「意思決定の回数を増やせる」が金融機関とベンチャーの明確な違いなのかなと思います。