有機ELの基板材料「PIワニス」の日本企業の独占の構図が崩れる... SKCコーロンPIが量産開始
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PIワニスはOLEDディスプレイ製造の重要素材である。しかし、これまで日本企業がPIワニス市場を事実上独占した。OLEDは、サムスンディスプレイとLGディスプレーが先に量産に成功し、世界市場をリードしているがOLEDの製造に必須であるPIワニスは、日本企業がサムスンとLG両社に独占的に供給してきた。サムスンディスプレイには宇部興産、LGディスプレーにはカネカがそれぞれ単独で納品している。サムスンディスプレイはPIワニスの安定供給を確保するために、2011年に宇部興産との合弁会社(SU Materials)を作った。