コインベース、取り扱い仮想通貨に連動のインデックス・ファンド導入

(Bloomberg) -- 米国のデジタル通貨取引所で最大のコインベースは、仮想通貨ブームに乗る新たな方法を投資家に提供する。

コインベースは６日、同社のＧＤＡＸ取引所で現在取引される仮想通貨４種類の値動きに連動する「コインベース・インデックス・ファンド」を導入すると発表した。推定4500億ドル（約47兆6000億円）規模の仮想通貨市場でエクスポージャーを幅広く持つためのより簡単な方法を顧客に提供する。

プロダクトマネジャーのルーベン・ブラマネイサン氏は「初めて市場に参加する人は、仮想通貨に興奮しながらも、何から始めればいいのか分からない。このためわれわれは個別に投資先を選定する必要なく資産クラス全体に広くエクスポージャーを取れる機能を提供する。機関投資家や個人富裕層からの需要は旺盛だ」と述べた。

同ファンドは現在同取引所で利用可能なデジタル通貨であるビットコインとビットコインキャッシュ、イーサ、ライトコインの動きを示す新たなベンチマーク、コインベース指数に連動する。コインベースが新たな資産の追加を決める場合は、自動的に指数に採用され、毎年リバランスを行う。

顧客は月１回投資でき、四半期ごとに１回引き出すことが可能だが、取引所に上場されないパッシブ運用の同ファンドの株式は売買できないとブラマネイサン氏は説明した。当面は米国の適格投資家しか同ファンドを購入できないという。

原題：Coinbase Offers Index Fund Tracking Cryptocurrencies on Exchange（抜粋）

--取材協力： Camila Russo

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コメント

注目のコメント

• Terada Kazuhiro

  ゆる～いサービス業・暗号通貨不勉強中・スタンドアップコメディ（英語）の修行中

  ・2018年03月08日

  CME・CBOEがビットコイン指数先物を上場させると発表した時に、時価総額が高いインデックスバスケット先物の方が需要があると思っていました。　将来的に、米国先物市場で先物が上場させる可能性もあるかもしれませんね。
  
  このファンドですが、ＧＤＡＸ取引所で現在取引される仮想通貨４種類の値動きに連動ものなので、日本でいうとBitflyerの株を買うようなイメージでしょうか？
  
  少し前にWeeklyBitcoinでも話題になっていましたが、Bitflyerの上場は楽しみですね。　インデックスファンドを買うイメージでロングで入るもよし、既存の通貨のヘッジとしてショートで入ってもよし。　もちろん、財務内容な時価総額がどこまで伸びるかも興味があります。
• Yosuke Honma

  AmaZigh. 代表

  ・2018年03月08日

  仮想通貨の動きが面白い。
  新しい流れを理解出来ない生物は淘汰されていきます。
• 庄司 俊之

  M&A banking

  ・2018年03月08日

  あれ、当面は適格機関投資家限定か。
  日本で導入されて税制がクリアならこっちの方が良いかも。