「サブスク時代」に最適化されたクレジットカードとは?ゴールドマンサックスが買収したスタートアップの狙い
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注目のコメント
半蔵門太郎執筆記事。
サブスクの台頭によって、周辺領域のサービスも最適化・多様化。
◼︎もしクレジットカードを紛失しても、絶望することはなくなる?
◼︎バーチャルで、いくらでも。無限に生成されるあなただけの“クレジットカード番号”が、紛失後の不安をなくす
◼︎ゴールドマン・サックスに事業を売却。金融業界の“巨頭”を後ろ盾に、6兆ドル市場へ向かうサービスとしては結構前から存在しますが、Final が GS に買収されたのはちょっと意外でした。
Final はサブスクに最適化したというよりも、現代のクレジットカード利用顧客が抱える支払いリスクを抑えるためのサービスです。クレジットカード番号を必要に応じて都度生成出来るようにすることで、カードの紛失やスキミング・意図しない支払いが発生した際の被害を最小化することが出来ます。クレジットカード番号を発行する際には、決済先を限定したり、ワンタイムのみ利用可能な番号を発行することが可能です。
だいぶ前の記事ですがこちらの記事が分かりやすいと思います。
http://hmsk.hatenablog.jp/entry/2017/01/23/080000
個人的には Final は非常に面白いプロダクトだと思うものの、
・そもそもここまで細かく管理する神経質な人は少ない(手数料がかかるとなると尚更)
・Payment Request API の普及に伴い、サイト毎に固有のクレジットカードを登録するという時代が終わるのではないか(事前登録してある決済手段を使い、個別のサイトで住所やカード情報を入力する必要なく簡単に決済出来るようになる時代が来るはず)
という辺りが気になります。これユーザーにとって便利な仕組みなのかなぁ。
カードを亡くした時のためにネット決済用のバーチャルカードを発行するのは良い考えだけど、一個で十分。複数を生成するユーザー側のメリットがわからない。ただ、企業側は一つのオンラインサービスでカード情報流出があっても他に被害がないので。カード会社の不正対策コストの適正化には寄与するかもしれないし、そのコスト削減の利潤の一部をユーザーに還元するのならアリだと思う。
言われてみればバーチャルカードって普及してないな。なんでだろ。