日本の道路が左側通行になった意外な経緯 世界のスタンダードは右側通行
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> 西郷から左側通行の根拠を厳しく問われた末に、松井が「(左側通行には)別に理由はありません。ただこれだけですよ」といって左の腰から刀を抜くまねをしたら、「うむそうか、よかろう」といって西郷は承知したのだという。武士が左腰に刀を差していたから、ということらしい。
刀を振るのも左手が基軸です。構えでは右手は添えるだけ。自動車の話だけで言えば、右ハンドルはものすごいハンデを背負います。
右ハンドルの場合、運転席の足元右側に前輪が位置する為、アクセルペダルが干渉します。
コレを避ける為には運転席を後ろにずらすか、アクセルペダルを左にずらすしかありません。
前者の場合、相対的に後席や荷室が狭くなります。
後者の場合はドライビングポジションが正しくなく(まっすぐ足を伸ばした先にペダルが無い為、足を内傾させる必要がある)、長時間運転での疲労やペダル踏み間違えを誘発します。
本来はまっすぐ足を伸ばしてブレーキとアクセルペダルの間に足が位置しなければなりませんが、そこにはアクセルがあるので、イザって時にアクセル踏んじゃいます。これで踏み間違えます。
左ハンドルの場合は、運転席左側に前輪が位置し、ペダルに干渉しません。
だから、イギリス以外の欧州車はいいパッケージで長距離乗っても疲れない。日本車はパッケージが悪く長距離運転できない、なんてヒョーロンカさん達が口を揃えて言う風潮ができました。
(もちろんシート等の性能が優秀な場合もありますが)
こんなことから、欧州車の右ハンドルは杜撰な設計の車も多く、荷室は広いけど運転して思ってたよりも疲れた、なんてのも。
限界パッケージで設計されてる軽自動車も同様です。
端的に言えば、右ハンドル車は最適設計しにくい。
コレはホントに不幸です。
知ってか知らずか、この件を仰るヒョーロンカさんはあまりおられません。知らないわけないでしょうけどね。