“3人の若者が、なぜテロに立ち向かえたのか”を本人起用で描く超リアル
15時17分、パリ行き | NewsPicks Brand Design
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注目のコメント
ある時期映画ははまっていました。年に百数十本は見ていましたし、全部に感想文を書いていました。ブランクも長かったですが、こういうのを見ると、また映画マイブームが再燃しそうです。
巨匠も晩年は微妙な作品を作ることも多いけれど、イーストウッドは別格。柔軟で独自でアイデアに輝きがあります。よくある活劇を期待すると、肩透かしを食うでしょう。たんたんと劣等生たちの平凡な日常と友情が描かれているだけ。しかしそれこそが彼が表現したかった「アイデア」なのでした。87歳。年齢ではないんだな、とも思わせられ、勇気をもらいました。「ハズレなし!」との呼び声高いイーストウッド監督最新作。
私も取材にあわせて試写で鑑賞しましたが、すごくよかったです。
前半はロードムービー的でさえあるのに、クライマックスではしっかりテロと対峙する姿が描かれて、しかもそれが本人主演というサプライズ。
タイトルの印象もあって、予告編を見ると「ハラハラする系?」と思われるかもしれませんが、今まで見たことないくらい静かなテロ(がテーマの)映画でした。
イーストウッド監督作は『ジャージー・ボーイズ』がベストかなと思ってましたが、いろんな仕掛け込みで考えると順位が変わってしまいそうです。とても楽しみにしている映画ですが、主人公が本人とは知らなかった。。
個人的には、本人が出演しているとか、実際に事件のあった場所で撮影するとか、そういうことが映画の「リアル」につながるという考えにはあまり同意できないですが、それでもやはりなかなかできることではないなと思います。
それにしても87歳で現役で映画を撮るイーストウッド監督はすごいですね。まさに、人生100年時代。