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「ハズレなし!」との呼び声高いイーストウッド監督最新作。
私も取材にあわせて試写で鑑賞しましたが、すごくよかったです。
前半はロードムービー的でさえあるのに、クライマックスではしっかりテロと対峙する姿が描かれて、しかもそれが本人主演というサプライズ。
タイトルの印象もあって、予告編を見ると「ハラハラする系?」と思われるかもしれませんが、今まで見たことないくらい静かなテロ(がテーマの)映画でした。
イーストウッド監督作は『ジャージー・ボーイズ』がベストかなと思ってましたが、いろんな仕掛け込みで考えると順位が変わってしまいそうです。
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ある時期映画ははまっていました。年に百数十本は見ていましたし、全部に感想文を書いていました。ブランクも長かったですが、こういうのを見ると、また映画マイブームが再燃しそうです。
巨匠も晩年は微妙な作品を作ることも多いけれど、イーストウッドは別格。柔軟で独自でアイデアに輝きがあります。よくある活劇を期待すると、肩透かしを食うでしょう。たんたんと劣等生たちの平凡な日常と友情が描かれているだけ。しかしそれこそが彼が表現したかった「アイデア」なのでした。87歳。年齢ではないんだな、とも思わせられ、勇気をもらいました。
ちょうど本を読んでいたので、興味深いです。三浦さんの「小さな戦い」、組織内や日常でのたたかいが大事という指摘に賛成。目の前にある仕事や家庭で出来ることをしないで、大きな物語をかたっても仕方ないですから
「いつの間にか親の視点、教育者の視点で観ていたので、彼らが犯人に立ち向かっていったシーンでは、成長を感じて思わず目頭が熱くなりました。子どもを持つ人は、絶対に観るべき映画です。」(記事引用)

クリント・イーストウッドは不思議な人物だ。マカロニウエスタンでニヒルな主人公を演じ、ダーティハリーで非情な刑事役をこなしていた時代のイメージと、『許されざる者』(監督兼主演)のリアリズムに大きな隔たりを感じ、一気に惹きつけられた。その後の監督作品も、多く観ており、すべて深い印象を残している。イーストウッドは、実は長年の瞑想者でもある。そのことが、この監督の自然体、静寂、洞察、そして、いくつになっても若々しい創造性を発揮できること、につながっているように思う。
試写会での観賞だが、なかなか良かった。超人ではないごく普通の若者たち(といっても軍人ではあるが)が、なぜテロリストに立ち向かえたのか、多分そのシーンだけを観ても理解はできない。そのために映画前半は三人の半生を描き出すことに時間を割いている。そして全体を通じて観ると合点がいく作りとなっている。
新しい作品はつねに方法論の実験である、というセオリーをクリント・イーストウッドはチャレンジすることで証明してきた。そこに僕は励まされます。現実に起きた事件を、事件以上のリアリティで再現するのがノンフィクション作品です。ただ起きたことをなぞればよいのでなく、どう作品化できるかを考え抜く。それがクリエイターです。
本人出演映画といえば、「アクト・オブ・キリング」を思い浮かべました。虐殺した本人が出てくる映画です(続編もあります)。
映画の宣伝もちょっと新しい企画ですね。

①虐殺の「再現」。その奥底で監督が見たもの:映画『アクト・オブ・キリング』
http://bit.ly/2ozSBdX
②谷島さんにならって、たまむすび
http://bit.ly/2F1DdkM
ラジオ、たまむすびで、2週間前くらいに町山さんが語っていて、流石クリントイーストウッド監督ってなってました。
実話にこだわるがゆえに、実話ばかり撮っていた果てに、ついに本人たちを全員出演させて演じさせるに至るという。

一部抜粋
本人たちが出ているって話があり、、、

(山里亮太)なんかドキュメンタリーみたいな感じに……。

(町山智浩)ドキュメンタリーみたいな感じです。本人たちが実際に遊んだところに、本人たちがもう1回行って遊んでいるんですよ。

(山里亮太)完全再現(笑)。

(海保知里)フフフ(笑)。

(町山智浩)完全再現なんですけども。これがすごく変なのは、普通映画って物語があるじゃないですか。だから中盤の部分っていうのはクライマックスにつながるようなドラマ的なつながりがかならずあるものですよね?

(山里亮太)はい。

(町山智浩)でもこれは偶然だから、なにもないんですよ。

(山里亮太)ええっ?

・・・さてこの続きは、こちらで。

読んだら見たくなると思います。
町山智浩 映画『15時17分、パリ行き』を語る
https://miyearnzzlabo.com/archives/47365
これいこう

追記
見てきましたが、テロを防ぐシーンもいいのですが、三人が旅をするなかで感じる深い友情に感情移入してしまういい映画でした!
先日別の映画を見た時に予告編をやっていて、見たいと思った映画!
本人たちが演じていたとは…
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