世界の需要不足解消へ 構造改革実行へ好機到来

コメント

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• 中室 牧子

  慶応義塾大学 教授

  ・2018年02月21日

  本日の「経済教室」の記事。世界銀行のDevelopment Prospects Group（DECPG）という調査専門の部署の局長名での記事。これは世銀が既に公表しているGlobal Economic Prospects（GEP）を下敷きにした記事で、世銀が推計した各国の潜在成長率のデータを基にした世界経済の分析です。必要な構造政策として、教育や保健制度の改善が重要と述べられている点も、日本経済が参考にすべき点が多いと思います。

注目のコメント

• 大竹 文雄

  大阪大学 感染症総合教育研究拠点特任教授、大学院経済学研究科（兼任）

  ・2018年02月21日

  世銀の世界経済の予測だが、この指摘は日本にも当てはまると思う。→「景気循環の回復期にあることから、今はまさに新興国・途上国が潜在成長率の引き上げに向けて必要な構造政策を実行するのに最良のタイミングだ。教育や保健制度の改善、質の高い投資、労働市場の整備、腐敗防止などのビジネス環境の改革を組み合わせれば、今後10年間に予想される潜在成長率について0.5ポイントの下落を回避して、0.2ポイントの上昇に転じさせることが可能になると推計される。こうした政策は生活水準の向上や貧困削減にも貢献する。」