[サンフランシスコ 13日 ロイター] - 米アルファベット<GOOGL.O>傘下のグーグルが、新たに開発したソフトウエア「AMP(アクセレレーテッド・モバイル・ページズ)」を電子メール「Gmail」に導入する。情報が常に自動的に更新されたり、ユーザーがアンケートに回答できるなど双方向性が向上する。Gmail担当の製品マネージャー、アーカッシュ・サーニー氏が13日、ブログへの投稿で明らかにした。

例えば、ユーザーは航空券の予約確認の電子メールで、自動的に更新されるフライト発着情報などを確認できる。

AMPはウェブページを高速に読み込むための手段として開発されたプログラム。ハーストやワシントン・ポスト紙などの出版社からはウェブサイトがより魅力的になったとして称賛の声が上がる一方、一部のウエブ開発関係者からはグーグルがウェブの運用方法に口を出し過ぎだとの批判の声も聞かれる。

AMP版Gmailの最初のバージョンは、週間セールの広告を大量に送信する小売業者などを対象とする。受信者はいつ電子メールを開封したかに関係なく最新の価格や在庫を確認できる。

グーグルによると、画像共有サイトのピンタレスト、スケジュール調整アプリのドゥードル、インターネット旅行予約のプライスライン・グループ<PCLN.O>のブッキング・ドット・コムなどがAMP版Gmailを試験運用しているという。