2018年の「給料」、賃上げが本格化し新卒も超売り手市場到来か
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最近各種メディアに、『労働分配率』という単語がよく出てきます。
労働分配率とは、企業が生み出した付加価値に対する、人件費の割合です。
(ものすごく簡単に言うと、付加価値高=売上高 ‐ 材料費 ‐ 経費)
多くの記事の論調が、労働分配率が低いのがけしからん!というトーンですが、これは半分間違いです。
実は、2000年以降でもっとも労働分配率が高くなった年は、リーマンショック直後の2008年だったのです。誰もこの時代に戻りたいとは思わないですよね?
理由は、市場低迷から売上の急低下が起こり、企業の生み出す付加価値が大幅に悪化。一方で給与レベルは維持しなければいけなかったので、労働分配率が急上昇したのです。
つまり、同時にチェックすべきKPIは、売上高付加価値比率と労働分配率なのです。
あくまで経験則からの見解ですが、この点にも等しく言及されている記事は、信頼度が高い傾向にあります。
アベノミクス以降の官製春闘の評価や、ほとんど一般には知られていない労働分配率の話は、以下のブログも参考にしていただければと思います。
http://keieijinji.co.jp/swp/20161214/
注目のコメント
賃上げが広がっていくのはその通りでしょうが、少し議論が混乱している気がします。
労働分配率の変化は、たいてい以下の3通りです。
利益が増えたのに、人件費を抑制すれば、労働分配率は低下します(今回の景気回復局面)。
利益が増えて、人件費も増やしても、やっぱり労働分配率は低下します(利益の伸び率の方が高い)。
利益が減ったのに、人件費を減らせないと、労働分配率は上昇します(景気後退期)。
なので、ここで書かれているように、利益が増えて労働分配率が上昇するというのは、ちょっと考えにくい世界です。売り手市場だったとしても、今の若い人は自分が何をしたいか、何に興味があるか分からないから、より就活は難しいと思う。
さらに、人間にはよりクリエイティブな作業が求められます、とよく書かれることがあるが、さんざん均一な教育受けさせといて、いきなりクリエイティブなことをやれと言われても難しいだろうな。しかも、クリエイティブって曖昧だし。具体的に何?って感じ
少し前の本になるが、ダニエルピンクの「モチベーション3.0」って本は、ヒントになるかもしれない。芸術、共感、ストーリー、遊び心、あと一つあったと思うが忘れた。そんな感じだったかな。