現場で見た「安楽死」のリアル。その実情とは？
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この記事を書いたライターの川内です。昨年末に発売された『安楽死を遂げるまで』の著者、宮下洋一さんにインタビューしました。
宮下さんは、この著書で安楽死容認国を巡り、安楽死を手掛ける医師や家族、関係者、安楽死を遂げる人たちに話を聞くだけでなく、安楽死の現場に立ち会い、そのリアルを目にしてきた恐らく日本唯一のジャーナリストです。
現場を見てきた者だからこその視点、意見は、超高齢化社会を迎えて、安楽死の議論も盛り上がり始めている日本にとって希少なものであると思います。僕は、宮下さんの話を聞いて、安楽死と同時に緩和ケアの議論も深めるべきだと思いました。
安楽死そのものというより、大切な人の死をどう迎えるか、自分はどう死にたいかという目線でご一読ください。
追記
同じタイミングで【イェール大学の最も人気の授業は「幸福」がテーマ】という記事もアップされていて、驚きました。宮下さんは、イェール大学の元教授の安楽死に立ち会っているので。幸福な死に方とはなにか、考えさせられます。いつ死んでもいい生き方をしたいと思いながら、まだまだ死ねない。
圧倒的に与えられた量が多く、それを上回るだけのことを何もできてない。安楽死に対しては、本人の意思を尊重するのには同意だけど、全てを理解した上での判断であるかが分かれ目。爆速の時代、明日には解決策が出てくる可能性はゼロではない。自分の価値観において、命の次に大切なものは「信頼」だと思っているが、最後の最後まで、ついてくる。社会に対して、医者に対して、家族に対して、信じれるものがあるという事は、もしかしたら、目の前の絶望的な苦しみや痛みも乗り越えられてしまうエネルギーになるかもしれない。
〉これこそ安楽死の怖いところで、出会う医者次第で病気に対する意識やアプローチが違うし、治療すれば治る可能性もあるということです。このお話、自分自身、周囲の関係者と加えて時間軸で考えた時に本当に安楽死が望ましいかどうか、"四つの条件"という抽出されたパターンはありますけど、個別論では感情のフィルターとそれによる不確実な未来への本人含むそれぞれの解釈があり、逆に変な話になってしまうのですが色々なケースからまだパターンを見出していく必要があるのではととても感じました。
