地方と東京、広がる就活格差

2018/2/13
NewsPicksは、J-WAVE「STEP ONE」(毎週月~木 9:00~13:00)と連携した企画「PICK ONE」(毎週月~木 11:10~11:20)をスタートしました。
13日は、地方のミカタ 取締役佐久間 大(さくま・ひろ)さんが出演。
佐久間さんは、地方から東京に出て就活する学生さんをサポートする、株式会社 地方のミカタで取締役をされています。今日はエリート就活生でじわじわ進む大手サイト離れ。学生売り手市場で採用激化」(Business Insider Japan)を題材に、都市部と地方の就活事情の違いについてお話いただきました。
POINT 1:
広がる就活格差
近年、就活活動に変化が起きている。これまで、学生は就活解禁とともに大手就活サイトに登録、エントリーをしていた。しかし、学生にとって売り手市場のいま、就活サイトに登録しても使わない学生が増えているという。
「多くの学生は、就活解禁になる3月1日に就職活動を開始し、何十社もエントリーをします。しかし、エントリー数が多いことで、企業にとっても学生にとっても、非効率な作業になっているのではないでしょうか。
その一方で、"エリート就活"と呼ばれる、就活に対し意欲的な学生は、OBOG訪問や独自のルートで就職活動を行なっています。なかには、大学3年生の夏頃からインターンシップに参加し、そのまま内定をもらう学生もいます」(佐久間さん)
POINT 2:
地方学生の就活費用、平均額は26万円
「2011〜2012年頃から、SNSを活用して就活する学生や、ウェブで会社説明を受ける学生が増え、昔に比べてだいぶ就活はしやすくなったと思います。しかし、地方の学生は未だ、就活に必要な情報や費用の面で、不利な状況といえるでしょう。
就活にかかる費用について、『地方のミカタ』でアンケートを取ったところ、地方学生の就活費用の平均額は26万でした。北海道や沖縄など飛行機を利用する学生は、約40〜50万。
東京の学生は、10万前後なので、地方学生の方が約2倍のお金をかけていることになります。収入が不安定な学生が、これだけのお金を使い就活をしている実態は、地方と都市部の学生で大きな格差があることを象徴しているのではないでしょうか」(佐久間さん)
出典:地方のミカタ
POINT 3:
アンテナを張って情報収集を
「学生側は就活の際、どこにアンテナを張ればいいのでしょう?」(寺岡さん)
「ポイントは2つあります。1つ目は、いかに情報を得るか。多くの企業が出展している就活イベントに参加したり、会社説明会に行ったりして情報を得るのも大事です。
2つ目は、イベントや会社説明会でメモした内容を復習すること。話を聞いて、良かったなと思う部分と、そうでない部分を別のノートにまとめていくことで、これまで言語化できなかった点が見えてきます。面接でも自分の軸をしっかりと話せるようになるのでおすすめです」(佐久間さん)
今回のニュースをはじめとした佐久間さんのコメントは、ぜひ以下からチェックしてみてください。
2月14日は、キープレイヤーズ 代表の高野 秀敏さんが出演予定です。こちらもお楽しみください。

【番組概要】
放送局: J-WAVE 81.3FM
番組タイトル: PICK ONE
ナビゲーター: サッシャ、寺岡歩美(sugar me)
放送日時: 毎週月~木曜日11:00~11:20(ワイドプログラム『STEP ONE』内)番組WEBサイトはこちらをご覧ください