ビットコインのマイナー、6000ドルで生き残れるのはわずか－ＢＮＥＦ

(Bloomberg) -- ビットコインの価格急落で、業界内で最も効率的に作業できる一部を除き大半のマイナー（採掘者）は利益が出ない状況に陥っていると、ブルームバーグ・ニュー・エナジー・ファイナンス（ＢＮＥＦ）が指摘した。

ＢＮＥＦの在北京アナリスト、ソフィー・ルー氏によると、ビットコインの価格が6000ドルで利益を出せるのはキロワット時当たり６セントかそれ以下の「極めて安い」電気を利用できるマイナーのみ。ビットコインの価格が数週間以上にわたりこの水準にとどまれば、操業コストの高いマイナーは市場から出て行くだろうとルー氏は述べた。

ルー氏は「すでに市場から退場したマイナーも間違いなくいる」としつつ、業界内で最も費用を安く抑えられているマイナーは3000ドルまで耐えることができると付け加えた。

原題：Bitcoin Miners Face Shakeout as Only Strongest Survive at $6,000（抜粋）

: ロンドン 鈴木克依 [e-mail].

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コメント

注目のコメント

• 菊池 尚

  代表取締役

  ・2018年02月07日

  先日深センで会った友人が某中国のメガバンクに勤めていた時代に北京大出て清華大の電子工学の博士を取った方がビットコインマイニングに目をつけ、マイニング機器製造の会社を起業する際の融資を求めてきて、他の銀行が全て怪しい、よくわからない、を理由に断り、彼だけが合理性があると判断して融資をした話を聞きました。
  その際、その社長が彼にマイニング機器を1台プレゼントして遊びで掘ってみなよ、あとビットコインは絶対に買っておいたほうが良いよ。と伝えたみたいですが彼は結局買わずじまいでした。いまはその会社の彼がいたメガバンクの普通預金だけで300億円を超えるそうです。
  中国では仮想通貨周りは売買と同じくらい採掘が話題になり、どのマシンが良い等の情報交換が割と幅広く為されていますが、日本では採掘は一部の大手企業が検討するだけで、大半の人は売買（それもほぼ全て投機）なのは違和感があります。