『ティール組織 マネジメントの常識を覆す次世代型組織の出現』働き方改革、その前に
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読んでいて、こんなに興奮した組織編成論の本は初めてです。
自律した個人を前提にしたセルフマネジメント、個人の潜在能力を組織全体に向けて発揮させる全体性、自分たちの存在意義を迅速かつ内部発生的に定義し続ける進化の形。
ボトムアップでは、おそらく実行不可能と思われるが、これをトップダウンで実施して定着させれば、生産性は2倍どころではなく、10倍を超えることも夢ではないかも知れません。
個人にフォーカスし、個人業績に対して報酬と権限を与えるタレントマネジメントと対極の考え方にあります。
組織から分離できない全体性を持った個人という思想が、本物の組織(Organization)の条件であるという指摘は、物理学にも共通する点があり、身震いしました。