落合陽一と考える「日本再興戦略」
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最近強く思うのは、ビジョンとは主観的でいいということです。
もちろん、ロジックやデータ分析や科学的検証は大切です。ただし、未来を見通すには、人をワクワクさせるビジョンを語るには、個としての直観が不可欠です。客観だけでは人を動かせませんし、未来を創れません。
落合さんの魅力は、突出した教養と、モノを作れる力と、圧倒的な行動力を備えつつ、論理を超越した主観を語れるところにあるのではないかと思います。最近お疲れな様子が顔からにじみ出ていて、睡眠不足なのかなと心配しています。しかしその姿とは裏腹に絶好調な落合論は腑に落ち感が半端ないです。
落合さんの日本再興戦略は、本質的に教育再興にあると私は感じましたが、「日本再興戦略」を読んだ読者が思い思いに再考し、再興し、最高なモノを作ったら最高じゃないですか!1970年代にユダヤ系アメリカ人のアントノフスキー博士は、アウシュビッツ強制収容所から生還した経験を持つ女性とそうした経験を持たない女性を比較し、若い頃の極度に過酷な経験が更年期の心身の健康状態に影響するのかという調査を行いました。
すると、過酷な経験をしつつも心身とも健康で、寧ろその経験を糧にして明るく前向きに生きている人に共通する特性を発見しました。
それがSOCと言われる下記に示す3つの特性です。
①有意味感(意味を見いだす力)
②把握可能感(先を見通す力)
③処理可能感(何とかなると考える力)
前置きが長くなりましたが、つくづく落合さんはこの能力が非常に高いと思い知らされます。
「様々な角度から物事を見ることで意味を見い出し、段取りを組んだり分析をしたりするのが長けているために先を見通す力があり、何とかなると考えられるほど常日頃から縦横無尽に意識下か無意識下かわからないが圧倒的努力をしている」
そんな冷静な楽観性を感じます。
遺伝や教育格差もあるでしょうが、そんな落合さんを見て何より同世代として刺激を受ける方も多いのではないでしょうか。
【追記】
まぁそれはそれとして、いくら好きとは言え過労で倒れないか心配です。