【銀行「破綻」時代】銀行が「金融機能の主役」はもう終わり、仮想通貨めぐる狂騒にその表れ
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銀行はもう終わりだ的なトーンの文章を書けば受け入れられる、といった風潮には正直悪寒が走ります。
確かに、多くの銀行のユーザーを無視した業務設計は批判を受けるべきものですが、今に始まった問題ではありません。
よりマクロ的かつ構造的問題は、銀行の数が多すぎるというよりも預金が多すぎるということです。
一般企業であれば、資産圧縮などで事業縮小が可能ですが、銀行は預金量がバランスシートを規定してしまうので、リストラにも限度があります。
したがって、最近ようやく浮上した預金に対するチャージを駆使しながら、預金圧縮による適正規模化が必要かなと思います。金融庁のレポートにもあるように、貸出を中心とした伝統的業務のウェイトは小さくなっていくだろう。ただ、鉄道やショッピングモールも同じように本業のウェイトが小さくなって、代わりに付随業務のウェイトが大きくなって収益の柱になるといった経緯をたどってきている。銀行も付随業務を伸ばしてしつこく生き残りを図っていくだろう。できれば地域の産業を起こす会社になっていってほしいものだ。