しまむらの「EC進出を阻む事情」
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注目のコメント
小島さんのおっしゃる通りで、しまむらは必ずしもECを行う必要はないし、そのメリットも少ない。
私もとにかくECやらねば的な動きをしようとするオフライン企業には慎重な判断を促している。
[以下本記事より引用]
近隣の低価格日用衣料という「しまむら」の購買便宜と完成度の高い一まき型ロジスティクス体系を考えれば、ECに進出するメリットは今も見いだせない。
しかし、「今」とはいつまでを指すのか?
ビジネスモデル的にECがNOなのは経営判断。
お客様の判断ではないところに注意が必要だ。
しまむらが解くべき課題はデジタルシフトを通して何を実現したいのかだ。以下の引用にあるような取り組みも可能だろう。
[以下本記事より引用]
ECには進出せず、全てのECプレイヤーにとってラストワンマイルのお試しと受け取りの拠点(TBPP)となる方が、サプライヤーにも顧客にもはるかに喜ばれるに違いない。
しかし、これだけも寂しい。
デジタルシフトのKPIを売上でカウントするからこうなるし、ECのメリットは少なくなる。
そうではなく、お客様との繋がりにデジタルを活用することも可能だ。CRM アプリを中心に店頭取り置き、チラシ、クーポンのデジタル化もやれば良い。
デジタルシフトの投資を売上、利益効果だけでなく、お客様との繋がり、engagement効果で考えることも必要。
ビジネスモデルに関係なく、お客様との繋がりはどのブランドにも大切ですから。しまむらに合った流通チャネルを選べば良いと思います。倉庫(DC:ディストリビュートセンター)がなく、すぐに売り切れ御免のビジネスモデルに無理やりECを当てはめなくてもよいかと。実際に地方に行くと未だに存在感は大きく、シマラーが多数存在、人気です。
しまむらの課題と解決策の提示を含めて、的を得ていると感じます。優先順位として、必ずしも“いわゆるEC”をやることが全てではないし、デジタルの活用手段というのは幅があります。あらゆる企業に言えますが、最初から選択肢を定めすぎて、自らの強みを薄めてしまうことは避けて欲しいと願います。