中国の「二人っ子政策」は功を奏するのか

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注目のコメント

• 中島 嘉一

  コスパ･テクノロジーズCEO / 36Kr Japan顧問

  ・2018年01月29日

  中国の「少子高齢化」もさることながら、日本の「2025年問題」をご存知でしょうか。2025年問題とは「団塊の世代」という巨大な集団が後期高齢者となり、少子高齢化問題にさらに拍車がかかってしまうことで生じる多くの問題を表した言葉です。しかもこの問題は、2025年だけで終わるのではなく、それ以降も続いていきます。
  
  2025年の後期高齢者は約2,179万人、65歳以上の前期高齢者を含めると約3,658万人に達すると推測されています。その結果、2020年代には高齢化率は30%を上回り、毎年の死亡者数は150万人を超えて出生率の2倍となります。
  
  自民党の安倍首相は介護離職ゼロ「日本一億総活躍社会」を打ち出していますが、「少子化高齢化」「社会保障費の増加」「雇用の安定」「正社員比率の減少」「待機児童問題」などさまざまな問題がクローズアップされている中、私たちは「2025年問題」に立ち向かうことは出来るのでしょうか。中国を眺める前に、しっかりと自分の足元を見つめて躓かぬようにしなければなりません。