[ワシントン 23日 ロイター] - トランプ米大統領はスイスで開かれている世界経済フォーラム年次総会(ダボス会議)に今週出席する際、イスラエルのネタニヤフ首相や英国のメイ首相ら各首脳と会談する。ホワイトハウス当局者が23日、明らかにした。

トランプ大統領は24日に現地に赴き、米国への投資を促すほか、北朝鮮の核問題を含む安全保障問題で協力を呼びかける。

25日は1日中、各会談をこなす。26日にはダボスで演説を行い、同日中に帰国する。

ゲーリー・コーン大統領補佐官(経済担当)によると、トランプ大統領は演説を利用し、世界の企業に米国への投資を呼びかけ、自身が推し進めた法人税減税の活用を促す見通し。また、自身の「米国第一」政策を強調するほか、一段と互恵的な通商政策を米国の貿易相手国に求めるという。

マクマスター大統領補佐官(国家安全保障担当)によると、米英首脳会談では北朝鮮問題やシリア内戦、イラン核合意について話し合う。

また、トランプ大統領がエルサレムをイスラエルの首都と認めると表明して以降、ネタニヤフ首相との会談は初めてとなる。

各首脳との会談に加え、米国に投資している欧州企業の経営幹部を招いた小規模な夕食会を25日に主催する。

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